2014年, 6月

全商簿記とは

一般的に簿記と称されるのは日商簿記検定のことを指すことが多いのですが、
簿記検定には複数の種類があることをご存じでしょうか。

最も有名かつ権威があり、実用性も高いと言われているのが日商簿記検定ですが、
同じくらい知名度の高い簿記検定に全商簿記と呼ばれるものがあります。

全商簿記を主催しているのは、公益財団法人全国商業高等学校協会で、
日本全国の商業学校が加盟している協会として知られています。

全商と略されることが多く、様々な各種検定試験の主催を行っていることでも知られています。

この団体が主催する全商簿記検定は高校生向けという性質が大きく、
そのため日商簿記検定と比べた場合比較的難易度は低く設定されており、それが特徴でもあります。

全商簿記は1~3級の設定があり、2~3級は商業簿記部門とされ商業簿記に関する問題が多く出題されます。
1級は原価計算部門、会計部門があり、会計処理に関する理論的な問題を加えた難易度の高い問題が多く出題され、特殊な計算問題も出題されます。

日商簿記検定と全商簿記検定、どちらが上でどちらが下ということはありませんが、
雇用する企業側としては日商簿記検定有資格者を優先する傾向にあります。
やはり全商簿記検定は高校生向けという性質があり、
企業としてもそのイメージが払しょくできないのでしょう。

そのため、全商簿記検定の資格を取得している方でも、
日商簿記検定資格を取得した方がより就職や転職には有利となるでしょう。

日商簿記とは

経理や財務に関わる仕事に必要不可欠な資格として、簿記検定資格が挙げられます。
こうした業務に携わる人材を募集している企業の多くが、
必要な資格として簿記の名を挙げるほどその重要性は高く、
また資格試験の代表的な存在としても知られています。


しかし、簿記検定にはいくつかの種類があり、その中でも最も知名度、
実用性共に高いと言われているのが日商簿記検定です。


日商簿記検定は、日本商工会議所や各地の商工会議所が主催する検定試験で、
簿記に必要となる技能や知識を検定する試験のことを指します。
一般的に日商簿記と呼ばれることが多いですが、厳密には
「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」となります。

1997年までは年に二回の開催でしたが、それ以降は年に三回行われるようになり、
多くの方が試験会場に足を運んでいます。

試験は4~1級まであり、それぞれにおいて難易度や試験料が異なります。
3~4級は商業簿記の基本を確認するための検定で、勘定科目による仕訳や、
経理関連書類の読み取り、また企業の財務状態を数字から把握することも可能となります。

2級は自身が雇用されている企業の財務状況を把握するだけでなく、
取引先企業の財務を把握するだけの知識が必要となり、1級は会計系国家試験の登竜門とも呼ばれます。

1級に合格するほどの知識と技能があれば、正確な経営管理や経営分析が可能となり、
公認会計士や税理士といった職を目指すことも可能となります。

資格の概要

企業の経理事務や財務担当といった業務に携わるには、
経理や財務に関する知識はもちろん、
様々な伝票や書類に数字を記録し計算する力も必要となります。


また、その能力を示すために必要な資格が簿記資格となり、
多くの企業では経理事務や財務担当員を選定する際の基準として、資格の有無を重要視します。


経理に必要な資格として知られる簿記ですが、
簿記検定には日商簿記と全経簿記という最も有名な二つの検定が存在し、
その他にも様々な検定が存在します。

しかし、特に有名で多くの方が受けている検定が日商簿記となり、
1~4級の検定が年に3回行われています。
簿記検定は級に応じて難易度が異なり、
複式簿記の基礎力を確かめる4級、
財務担当に必要不可欠となる基本簿記力を判断する3級、
商業簿記や工業簿記の難易度となる2級、
大学程度の商工業簿記、原価計算や会計学といった難易度の1級に区別されます。


簿記は独学で勉強することも充分可能ですが、
1級簿記検定での合格を目指す場合は独学では少々難しいと言えるでしょう。

事実、2級までは独学で取得する方もいますが、
1級となると難易度が大きく異なり、専門的な知識も相当必要となりますから、合格するには正しい知識を学ぶ必要があります。
簿記の資格を取得すると、就職や転職へ有利に働くというメリットがあります。

経理事務を募集している企業の多くは簿記資格の有無を重視しますから、
資格を持っているだけで転職や就職が有利となるのは紛れもない事実なのです。